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2015年8月8日に終戦70周年記念作品
「日本のいちばん長い日」が公開されています。
主演は役所広司さんで、他にも本木雅弘さん、山崎努さんなど
実力派の俳優さんが出演しています。
この日本のいちばん長い日ですが、
戦争映画というと違う印象になりそうですが、
決してドンパチの映画ではなく、
サスペンス映画なんですね。
日本が降伏し、事実上第2次世界大戦の
終結を迎えることになったポツダム宣言。
その終戦間際、ポツダム宣言受託間際に起こった
クーデター未遂事件を描いています。
日本のいちばん長い日のあらすじ
昭和天皇や閣僚たちが御前会議にて、
降伏を決定した1945年(昭和20年)8月14日の正午から物語は始まります。
宮城事件、そして国民に対してラジオの玉音放送を通じて
ポツダム宣言の受諾を知らせる8月15日正午までの24時間を描いた映画です。
1945年8月15日早朝に起きた陸軍による皇居襲撃事件、
宮城事件や宮城クーデターと呼ばれる事件
これがメインとなっています。
宮城事件は実際に起こった事件で、
日本の降伏を阻止しようと企んだ
一部の陸軍省幕僚と近衛師団参謀が
中心となって起こしたクーデター未遂事件ですね。
時の首相である鈴木貫太郎は、
「英断」として昭和天皇に最終判断を委ね、
その結果、ポツダム宣言の受諾が決定したのですが、
陸軍が降伏に反発し、陸軍の畑中少佐と椎崎中佐らを中心に
クーデターが計画されます。
このポツダム宣言の受諾が決定されてから
昭和天皇自らラジオで日本国民に
終戦を知らせるまでに起きた事件や
人々の葛藤を描いている映画です。
予告編
映画日本のいちばん長い日の原作
日本のいちばん長い日の原作は
半藤一利氏の日本のいちばん長い日 決定版です。
ただこれは今作の原作です。
元々は1965年に大宅壮一の名で発表された
ノンフィクション『日本のいちばん長い日』で、
1967年に東宝創立35周年記念作品のひとつとして
映画化されています。
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1967年公開の日本のいちばん長い日では、
あの三船敏郎が主演で、加山雄三や黒沢年男など
そうそうたる顔ぶれで公開されました。
そして2014年に明らかになったのですが、
公開当時、昭和天皇が家族とともに
この映画を鑑賞したそうでなんですね。
1967年公開ですか、終戦後22年経っていたわけで、
どのような感想を持たれたのでしょう。
今作は2015年版とも言えるでしょうし、
終戦70周年として当時の政府や軍の心象を感じる
いい機会とも言えると思います。
またもしかしたら、今の天皇がご家族とともに
鑑賞されるのかもしれませんね^^
集団的自衛権など、きな臭さを正直感じる
この時期にこのような映画が公開されるのは、
そのようなところでも有意義だと思います。
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